春の見学会・さわやかな日和の中無事におわる
日時 : 2009年4月23日(木) 
場所 ; 独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)〜三菱重工横浜製作所「金沢工場」〜「本牧工場」

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2008年度、最後の行事、恒例の見学会が4月23日行われた。

コースは計画通り、夏島の「独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)」⇒三菱重工横浜製作所「金沢工場」⇒「本牧工場」の順に回った。

前日の暑さは去り、さわやかな日和に恵まれて順調な滑り出しかと思われたが、集合時に横須賀線が事故で一時ストップ。二人の方が、途中から現地に直行となった。

最初の海洋研究開発機構は、まず、一階会議室で広報担当の女性3人の方より全体の説明、船乗りのロープさばきなどの披露があった。その後そこに荷物などを置き、見学に移った。最初は、現役を退いた「しんかい2000」の展示場所に移動、その装備などを見ながら詳しい説明を受けた。見学者からは次々と質問が飛び出し、説明者も、「それは後で調べてお答えします」という場面がいくつも出る始末。

この日、たまたま2隻の母船「なつしま」と「よこすか」が岸壁に横付けされていた。ラッキーなチャンスだった。「よこすか」は「しんかい6500」を積んで今朝1か月ぶりに帰ってきたところという。この「よこすか」の船内を見学させてもらうことになった。長さ105メートル、4439トン、60人乗りで半分の30人は研究者だそうだ。思ったよりも船内は広く、立派な会議室や、5階の操舵室などを案内してもらった。「しんかい6500」は格納されていて見ることはできなかった。

午前の見学を終わり、昼食は、一階の大きな会議室をお借りして摂らせてもらった。午後はバスで移動。

三菱重工横浜製作所の金沢工場は、まだ見学者を常時受け入れてはいないところを、今回好意的に許可してもらった。

14時少し前に到着すると、総務課の荒井さんが守衛所に待っていてくださった。
2階の会議室で、お茶の接待を受けた。ごあいさつの後、横浜製作所の概要の説明ビデオを約10数分見て、検証用の風車の立っているところまで広いのでバスで移動した。

2.4メガワットの大きな風車は、想像以上に巨大だった。根元に横たえて陳列してあるローターの羽1つ、そこには長さ43.3mとプリントされている。「これは外したもので、今上についているのは46メートルあります」とのこと。見上げると、タワーの高さが70メートル、ロータイの直径は92メートル、最大の高さは116メートル。タワーの直径は4メートルという。1基3〜5億円だそうだ。驚くのはまだ早い!

本牧工場に来て、この風車の心臓部、“ナセル”を組み立てているラインを間近に見学した。数センチもある厚い鉄板を成形してクレーンで移動させながら、これにローターのつく部分を組み込んでいく。回転部分のベアリングも径が2〜3メートルもあるだろう。三つ又になったケースは塗装をされ、発電機が載せられ、さらに樹脂カバーで覆われる。モーターを接続して試運転をし、正常か確かめる。この何10トンもあるナセルが先ほど見た70メートルのタワーの上に載っている、驚きである。

工場内を案内してくれたのは女性社員の新宮さん、作業服に身を固め、なかなかカッコイイ感じ、マイクを持って細かく説明してくれる。熱心な見学者からは、次から次と質問が投げられても丁寧に対応して、即答できない時には近くの担当者を呼んで来て対応してくれていた。工場内は騒音で聞き取りにくいので、簡易のレシーバーが配られ、イヤホーンで聞く。どこにいてもよく聞こえて実に便利であった。

工場内は、一切撮影は禁止である。もっともではあるが、残念でもあった。

製品はナセルのまま、梱包して輸出の船積みを待つ。1箇月に1MW、2.4MWのもの,合わせて20台ぐらいがアメリカに向けて送り出され、現地で組み立てられるのだそうだ。
 
見学は18時過ぎまで続いたが、普通には得られない貴重な体験ができて大いに感動の一日であった。

・・・・・・・・・・・・・・・世話人  横谷 記