『新エネ・アドバイザリー事業 説明・相談会
 &フォーラム神奈川2009』を開催

− フォーラムでは、太陽光発電協会・岡林事務局長が基調講演で補助金復活を話す −


日時 : 2009年1月24日(土) 
会場 ; 横浜開港記念会館

 1月24日、横浜開港記念会館において、午前中は「新エネ・アドバイザリー事業 説明・相談会」、そして、午後は「第8回フォーラム神奈川2009」が開かれた。

 午前の部の説明・相談会には、40人近い参加者があり、熱心に話しに聞き入っていた。
昨年末から、太陽光発電の導入に対する国の補助金復活が報じられ、つい10日ほど前の13日から3月31日までその受付が開始されたばかりである。このような情勢もあってか、市民の関心は高くなってきている。
 説明会では、今までの内容に加えて、国の補助金復活に対する説明を付け加えて行なった。

 今回、説明を切り詰めて質問時間を増やして対応したところ、実際の設置を想定した質問が続出していた。
例えば、「そんなパネルを屋根いっぱいに敷き詰めたら、家が持たないのでは」とか、今後「もっと値段が下がらないのか」「補助金は3月31日までというが、その後は、新年度も出るのか」「マンションなど集合住宅につけたいのだが」など活発な話し合いが行なわれた。
 個別の相談では、実際に設置を考えている方数人から相談があった。中には、広告を見て呼んだ業者が、エコキュウトと抱き合わせできょうまでならこの値段でやります、という。「太陽光発電の補助は、システム価格1キロワット70万円までなので、かなりオーバーするからだめだといったら、エコキュートと分けて見積を作り、オーバーする分は当社が負担しますというので、契約書に印を押してしまった。夜新聞を見たら、きょうの会の案内が出ていたので、あわてて聞きに来た」と「後から考えると、情報を聞きたかっただけで、何も急ぐことはなかったのです」説明を聞いて、「取り敢えずクーリングオフで止めて、見積を複数社から取ることにします」ということだった。

 午後のフォーラムは、会員が年に1度集う会を兼ねているもので、会員、一般をあわせて70名近い方が参加してくださった。説明会もそうだったが、フォーラムにも関心のある業者の方が何人か見えていたようである。
 
 講演の始め、太陽光発電協会事務局長の岡林義一氏のお話は、やはり補助金に関係したもので、国の補助金を取り仕切るので、協会の中に特別に担当部署として、「太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)」を設置して取り組んでいるとのこと。13日に受付を開始してこの10日間に既に2600件以上の申し込みがあったという。
福田ビジョンの導入量、2020年までに現状の10倍、2030年には40倍という目標は、発電量にしてみるとそれぞれ1400万kW、320万戸。5300万kW、1000万戸。年率にして15.5%に相当する。大変厳しいものだと言っていた。
 
 次の、神奈川県の取組みについては、環境計画課 主査の加藤めぐみ氏から、現在県として「地球温暖化対策推進条例(仮称)」を3つの検討委員会で検討作業を進めている。取組みの方向は、例えば、「大規模な事業者」、「建築物」、「開発」に対して、温室効果ガスの削減対策を盛り込んだ計画書の提出を義務付け、県もこれに助言、提案をしていくという。
また、家庭に対し、日常生活での消費行動を見なおし、省エネルギー、温室効果ガスの排出量のより少ない商品の購入やサービスを利用する。公共交通機関の利用に努める。クールネッサンス宣言によって、エコプロジェクト、低炭素作りを推し進める行動計画。太陽光発電普及拡大プロジェクトでは、県下各自治体に導入の補助金を継続することと、今まで補助金のないところには新設を呼びかけている。県独自にも補助金を新設する方向で考えている。などの説明があった。

 最後の会員田辺啓平氏の「--自給率100%をを目指す」という発表は、みなさんの高い関心を呼んでいた。先ず、電力会社との電力購入メニューから、従来の従量電灯Bをナイト10に切り換える。次に、節電に努めると共に、電気製品を次々と省エネ型のものに買い換えていき、遂に2008年は自給率102.8%を達成したという。

 質疑では、質問よりも要望や提案が多かった。例えば影の問題で、建築基準法などに規定を設けたらどうか。導入をした場合、固定資産税に加えるな。税金の控除をすべきだ。温暖化は地球全体の問題だから、政治が動くべきだ。高額買取制度(フィードインタリフ)になぜ踏みきれないのか。補助金は国、県、市町村それぞれに申請してもらうのは煩雑である、一本化できないか。などなど。
 16時過ぎに予定通り無事終了した。その後30分ほど個別の相談にも対応した。
16時40分ごろから場所を近くの「楽市楽座」に移して懇親会が行なわれた。

・・・・・・・・・・・・・・・世話人  横谷 記               

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